2017年の映画鑑賞を記録する<1月編>
ここではしゃいにーに関係ない記事を連投してますが、日々の暮らしといえば日本ツアの模様を毎日おっかけては「かわいい…」「キヨ…」がリピートされ続け脳内ポイズン状態。やっぱり、じょんの元気が5人の元気!元気なしゃいにが最高!ってかんじ。ㅎㅅㅎ足治ってきてよかったね。チケット確保済のさいたま公演まで、果たして私は辛抱できるのか…?と思いつつも、しゃうぉるの皆様が上げてくださる愛満載のレポで想像もふくらむスクラムでございます。あとは人々がすなるストリーミングといふものを私もしてみむとてしたなり。ものの見事にハマったなり。と、土佐日記がコロ助に変わるくらいの長い前置きから本題に入りまーす。
こっそりブログの紹介文にも潜ませてるんですが、映画をまあまあ観る方なので、せっかくだからひと月ごとにまとめてみようという試みです。1年間、つづけるぞー(雑ないきごみ)ルールというほどでもないルールは下記のとおり↓
- 2017年に劇場で観た映画を毎月列挙して星5段階で評価+感想。
- 試写で観たものは公開月にカウント。DVDや配信で観たものは対象外。旧作でも劇場で観たものは対象。
- 私が好きな映画は、どんなジャンルであれ”その作品だから心動かされる”ところのある作品です。
1本目:『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』★3.5
2017年初泣きは胸熱→悲しみのコンボでした。ローグワンのベイチアコンビといいドクターストレンジのウォンといい、最近のハリウッド映画あるある→ナイスキャラfromアジアが生まれがち。映画のあとは一緒に観た生粋のSW(しゃうぉるではない)ペンである母を質問責めにしたのであった。
2本目:『フィッシュマンの涙』★4.5
このおしゃれビジュアルからは思いもよらない”現代の社会派寓話”でした。製薬会社の治験バイトでフィッシュマンと化してしまった青年パク・グの「平凡に生きたいだけなのに、それすら叶わない」という言葉を簡単に片づけることはできなくて。この映画に出てくる大衆や世論というものが滑稽であればあるほど現実世界への反射が強まる感覚も印象的だった。『ビューティー・インサイド』しかり、韓国映画界はインディペンデントっぽい作品も見逃せないですなー。
3本目:『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』★4
普段ならスルーするタイプの作品だけど町山さんのおすすめとあらば、ということで観に行ったらちょっとびっくりするくらい面白かった!映画だけじゃなく、あらゆるフィクションには「物語の力」というものがあると思うのですが、本作に関しては現実があまりにも想像を凌駕しているという衝撃。劇中で起こる出来事自体はフィクションなんだけど、そこに至るまでの背景や実情はすべてノンフィクションという事実に、何より打ちのめされた。あとこの映画を観てたらシン・ゴジラの面白さってイギリスの人になら理解してもらえそう…!と思った、あの会議シーン。
4本目:『この世界の片隅に』★4.5
ようやく観に行けた、というより会いに行けた、すずさんに!私の持論ですが、人間の長所でもあり短所でもあるのが「慣れと忘却」。戦争という異物が日常に入り込んできても、慣れと忘却が機能してだんだん適応していく。だけど、だからこそ、こうやって漫画や映画という形にすることで、必死に忘却へ抗いつづけなきゃいけないことも絶対にあると思うんです。悲しくてやりきれない日も、それでも生き続けてきたんだもん。
5本目:『アメリカン・スリープオーバー』★3.5
ちょうど1年くらい前に『イット・フォローズ』の衝撃を味わった皆さん、もちろんデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の長編デビュー作である本作もチェックなさったことでしょう。アップリンク様【見逃した映画特集】のおかげで私もついに!アメリカの学生でもなければ、スリープオーバー=お泊まり会の思い出もさしてないというのに、なんでこの子たちの気持ちが手にとるようにわかるのか。つまりは青春って、すげぇ。
↑左の女子、マギーのプールサイドでのダンスシーンがよかった~。『ラ・ラ・ランド』ではあの多幸感がずっと続くという認識でいいですかな?(てむちゃんリスペクト)
6本目:『沈黙ーサイレンスー』★4
2時間半の本編、あっという間に終わった!というよりも、2時間半という体感時間のなかずーーーーーっと、面白かったぁ、という感想。(※長音の数はアメトーーク方式に則っています)生まれてこの方無宗教なもので、信仰というテーマの本質にふれることはできないけど、なんにせよ人が好きなものを否定するのはよくない。そしてその感覚がいつまでも当たり前であってほしい。「理解できないことも認める」とはかのジョンDも仰っていることですし!
7本目:『スノーデン』★3
オリバーストーンは、スノーデンという青年がしたことを記録として残しておきたかったのかなーと思い。実在の人物や事件でも、そこにエンターテインメントとしての魅せる要素を見出している作品の方が好みだなーと感じました。なので、同じJGL作品なら『ザ・ウォーク』とか断然好きっす。
8本目:『The NET 網に囚われた男』★3.5
危うく見逃すところでしたキム・ギドク監督最新作。うっかり韓国に侵入してしまった北朝鮮の男が、スパイじゃなければ転向させろと口説きにかかる韓国警察に対し「なぜ何も知らず自分が不幸だと決めつけるのか」と言ってたのがうわーってなった。幸せってなんだっけなんだっけ…
9本目:『聖の青春』★4
こちらも滑り込みセーフ。すごい感動した!!というタイプの作品ではないけど、ジーンと胸を打つ数々のシーンがたいへん味わい深くてよきかな。柄本時生が演じてた完全なるギャグ要員棋士が「3月のライオン」監修の先崎学九段にあたるキャラだと知っておったまげた。だってあんなにしゃれたコラム書いてる人が…。ということでライオンちゃんも楽しみにしてます。将棋のルールはさっぱりだけどな!
10本目:『恋妻家宮本』★3
この映画、100分に収まっていたら結構好きだったかもしれない。エンドロールの演出とかも嫌いじゃないし、阿部寛の情けなさすぎるモノローグも最初はうるさかったけどそれなりに馴染んだしねぇ。独り身に夫婦のことは結局わからんのだー、という感想はのちに「夫のちんぽが入らない」を読んでより一層深まった。
1月に観た映画 計:10本 2017年に観た映画 計:10本
2016年に取りこぼしていた作品を拾えたのでよかった。(結局『葛城事件』を未だ鑑賞できていないのが心残り。。)こんなかんじで来月も投稿してみせる、みせるぞ…。
それでは私はここでδvδ←日本語力が上達するあまりMCの締め方が若干おかしな方向に舵を切り始めたサランちゃんてむちゃん@神戸に悶えて終了